いいこと言う
マタニティ本を読んでいて、ふと出てきたTheodere Hesburghなる人物の言葉。
「子どもに対して父親ができるいちばん大切なことは、子どもの母親を愛することだ」
いいこと言うわ。
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マタニティ本を読んでいて、ふと出てきたTheodere Hesburghなる人物の言葉。
「子どもに対して父親ができるいちばん大切なことは、子どもの母親を愛することだ」
いいこと言うわ。
今年も新宿伊勢丹の催事サロン・デュ・ショコラに行ってきた。
平日昼間だというのに結構な盛況ぶり。しかもほとんど女性ばかり。
時間があったので、ショコラバーで食べたことのないショコラをテイスティングしてみた。
去年は気合を入れてセレクションボックス2種を買って食べていたので、そこに入っていなかったものを中心に6種食べたのだが、印象に残ったのはフランスのブランド フランク・ケストナー。カカオの味とオレンジの味がよく合っていて、ちょっと他のインパクトもあって、おいしかった。
心残りはパトリック・ロジェが売り切れで味見できなかったこと。来年の楽しみに取っておこう。
がっかりしたのは老舗系のブランド。私だけかもしれないが、甘さに不寛容な日本人の口には合わないのかもしれない。
そして、4000円近くを出してアソートを買ってしまったのはやはり今年もアルノー・ラエール(ARNAUD LARHER)。私は彼のファンだと認めざるを得ない。きっかけはプロが「2005年のサロン・ド・ショコラで一番おいしかった」と教えてくれたからで、先入観もあるのかもしれないが、そのバランスの良さは本当に感動的だ。
去年のセレクション・ボックスの中でも一番気に入って、アソートを買ったのだが、その安定感にはびっくりした。
カカオの酸味とフルーツの酸味。甘みと甘み。ものすごくバランスがいい。そして外れがない。フルーツ系も、プラリネもすべておいしい。
パティシエとしてもすばらしいみたいなので(パリのベストマカロン賞受賞!)、今度パリに行ったら必ずお店に行こうと思う。
臨月間近妊婦×(人混み+ショコラのカフェイン+糖分+寒さ+歩きすぎ)…
体によくないことをたくさんしてしまったような気もするのだが、一番良くないストレスは取り除けたのでいいことにしておこう。
・キックゲーム(赤ちゃんとコミュニケーションをとる胎教の1種。時々試みるもまだうまくいかない)
・聞いたら赤ちゃんが泣きやむような心地よい音楽を見つける
・腕のいい美容師さんに、半年間ほったらかしにしていられる短めの髪にカットしてもらう
・ゆっくりお風呂に入る
・呼びやすくて漢字の意味・画数共にいい名前を考える
・サロン・デュ・ショコラに行く
・お友達に会う
・鎌倉に遊びに行く(神社仏閣の砂利道は乳児に優しくない)
・家にこもる準備として本・教材を揃える
・映画館・美術館に行く
このすべてが産んだらできなくなると思うと不安だが、やりたいこととは別に、お部屋を大掃除するとか、赤ちゃんスペースを作るとか、赤ちゃん用品の水通しをするとか、確定申告とか、生活を整えるとかやるべきことは山積している現状を鑑みるとさらに不安が募る。
今から16年前、私がまだ14歳の6月に家族で子猫をもらいに行った。
知り合いの善通寺の印刷所には、きれいなシャム猫のお母さんがいて、3匹のトラキジと1匹のぶち猫が生まれていた。家族が賢い猫を選ぶべく抱き比べている傍ら、私は一匹のトラキジ猫を見つめていた。その猫がきっと、特別な猫で、うちにもらわれてくる猫だという気がした。
私の予感通り、その特別な子猫はうちにもらわれてきて、私たちの子供になった。きりんのように首を伸ばす癖があったので、りんと名づけた。私に似ない敏捷な猫で、ねずみやこうもり、すずめや時には鳩まで、捕まえては私に見せにきてくれていた。つらい受験生の時もいつも私と一緒に寝て、慰めてくれた。
大学生になって家を出て、寂しい思いをさせた。
すっかり成長して立場は逆転し、猫はたまに思い出したように帰省する私を心配するお母さんになった。
家では家族みんなに気を配り、介護までするようになった。
猫は感情の細やかな動物だというが、特別に細やかで、家族の誰かが具合が悪いとぴとりと寄り添ってくれた。
私が「生きるって苦しいなあ…」と思いながらベッドに横になっていたら、胸の上に乗って、無言で心配そうに顔を見つめてくれた。
今日の昼に「近所の農薬のせいか、猫の具合が悪い」というメールをもらって、実家に電話をした。猫はぐったりしていたらしいが、母の「ずんちゃんだよ」という声に「ニャー」と強く鳴いてくれた。それを言葉にすることはできないけれど、それは普通の猫が発する「苦しい、助けて」とかいうものではなくて、何かもっと私と私の子供を気遣う温かい遺言だったような気がしてならない。
夜に猫が亡くなり、深い喪失感に茫然自失、のち号泣。
それは絶対にあってはならないことで、うまく処理できない。遠くにある実家は私のユートピアで、そのメンバーが欠けることはあってはならない。大切なメンバーを失ってしまった私のユートピアのことも心配だ。
命は巡っていくもので、私のすぐそばにも生まれ来る命があるというのに、この深い喪失感を、どうしてくれよう。
今年から10年日記帳を買って、こっそりつけていたのだが、いつもは私のしていることにほぼ何の関心もない旦那がなぜか急に部屋に入ってきて、見つかってしまった。
これまで日記は大学ノートやメモ帳などいろいろなものにつけていて、ただでさえ煩雑な部屋なので見つかるわけもないと高をくくっていたのだが、この形態をしていると知られた以上、この狭い部屋に隠すのは極めて困難な状況だ。
かといって明日からブロークンフレンチで書くと、10年後の自分にも意味がわからなくて記録的機能を果たさなくなりそうだし、あまり変な場所だと自分が面倒くさくなってつけなくなりそうだし…隠し事は一切ないとはいえ、困る。
駒沢大学駅近くまで行く用事があったので、ついでに二子玉川高島屋と自由が丘のアクタス キッズで輸入子供用品を見てきた。
ヨーロッパの輸入トイもお洋服もすごくかわいいのだけれど、セールだというのにかわいくない値段で売っている。
新生児はお洋服もすぐ着られなくなるし、頂き物とかもあるので最低限買って必要なら買い足すのが基本だし、おもちゃは何が気に入るかわからないし、国産は丈夫で使いやすいし、そのほうが地球にも優しいし、これひとつで国産のお洋服がいくつ買えると思ってるの…とつぶやきながら、petit bateau(プチバトー)の前を何とか通り過ぎた。私のつぼを押さえたフランスのマリンテイストブランドLe Phare de la Baleineが日本でどこででも売っているブランドじゃないのを幸いととらえるべきか。
やっぱり私が抗えなくなってしまうのは、お洋服より本みたいで、自分が欲しい!という理由でlisa et gaspard(ガスパールとリサ)の絵本は次のアマゾン・フランスでの注文に入ってしまう気がする。
今日は場所柄、優雅にベビーカーを押すお母さんを沢山見かけた。私ももうすぐあんなふうに…と妄想はふくらむばかりだが、中身と見た目がちっとも追いつかないのが気になるところだ。
めずらしく休みをとっていた旦那に無理やりお願いして、五反田の赤ちゃん本舗まで赤ちゃん用品を買いに行った。
前日まで「プレモ」「たまごくらぶ」「妊すぐ」と各種メーカーの通販カタログを見比べてリストを作り、一通り買い込んで自宅に郵送したが、やっぱり抱っこ紐やベビーカーなど悩みの残るものも多く、一度にすべてを入手するには至らなかった。
雑誌などを見ていると、たいていパパと買い物に行くと予定していなかったものを買ってしまうものらしい。うちの旦那はどんなものを手に取るのか、6ヶ月目に使うおもちゃとか?と、ワクワクしていたのだが、全くそんなそぶりをみせない。むしろ、私の方が買わないと決めたおしりふきウォーマーに興味を示して注意される始末。
全く期待外れの行動をする旦那だが、生まれてくる子供はきっと、私の期待を裏切らない子供になるからいいんだ。
11月は自分の実家でぬくぬくと過ごし、年末からお正月は旦那の実家でのほほんと過ごした。
もうすぐ9ヶ月の妊婦なわけだが、「赤ちゃんは胸にいるのか?」「腹より胸がでている」という突っ込みを複数いただいた。実は腹も結構出てきて、靴下がはきにくくなり、何もしていなくても時々息が切れるようになった。「デブじゃなくて妊婦だ」と呪文のように自分に言い聞かせている。
不自由だけど愛おしい妊婦生活も残りわずか。
さらに不自由で、おそらくさらに愛おしい生活が始まるのだが、今年の目標は強くなること。
自分のしたいことと、するべきことをきちんとする強さを身につけたい。自分の弱さに大切な人たちを巻き込みたくない。自分の選択に責任を持ちたい。
皆さん、今年もどうぞよろしくお願いします。